宮崎椅子製作所
Miyazaki Chair Factory
宮崎椅子製作所のモノづくりの根幹は、
「技術」と「デザイン」を一体にすること。
良質の材料、優れた技術、心を込めた丁寧な仕事を信条として、ユーザーとつくり手の喜びが通い合うモノづくりを目指す、木の椅子専門の家具メーカーです。
ユーザーに永く使っていただける普遍的なデザインを目指し、一切妥協することなく、ともに納得がいくまで議論を尽くし、試作を重ねます。
その結果、技術を活かした新たなデザインが生まれ、新たなデザインを可能にする高い技術力が生まれる。このようにして宮崎椅子製作所ならではの製品をつくり出しています。
- 宮崎椅子製作所のモノづくり -
01. 実直な手仕事と、精密なマシン加工。
「この製品をつくる意味は何か。」 製品を使うユーザーの姿を想像することが、品質への責任とつくる喜びにつながります。そのうえで、最適なつくり方を探求することは技術の役目。昔ながらの工具とともに、先端機械の正確さや合理性を採り入れて、いずれも手の延長にある道具として使いこなし、モノづくりに活かしたいと考えています。
これまでの常識を見直し、矛盾を乗り越え、できなかったことができるようになる。そのための技術を探る現場は、挑戦の連続です。
02. 目と指先が、精度と品質を向上させる。
丁寧に加工した木部パーツを組み上げた後は、接合部をすり合わせて綺麗に研磨し、環境と健康に配慮した天然成分100%の蜜蝋ワックスやオイルで仕上げます。木は一本一本、木目や節が異なり、それぞれに個性があります。年月を経るごとに徐々に変化する木の風合いをお楽しみください。
宮崎椅子製作所では、完成時だけでなく、製作の各工程で検品を行っています。職人が目視と手触りの両方でフレームの隅々にまで気を配り、思わず何度も触りたくなるような温かみのある製品に仕上げています。
03. 革と布の専門職人が、木の椅子を仕上げる。
裁断・縫製・張りは、椅子を仕上げる最後の工程。
宮崎椅子製作所では良質の革と布を厳選して使用しています。牛革にはナチュラルマークといわれる牛が生きている時にできた傷や虫刺され跡があり、これこそが本革の証。そのためナチュラルマークを全てチェックし、社内の基準をクリアしたものだけを製品に使用しています。
裁断後は、革や布を立体的に縫い合わせ、木部にフィットするように張りを行います。そこには職人の繊細な技が込められます。