FAQ |無垢の木について
無垢の木について
無垢の木は「無垢材」と呼ばれ、丸太から切り出した自然な状態のままの木材のことをいいます。同じ丸太からとれた板であっても、表情が一枚一枚異なる楽しさがあり、本物志向の方に選ばれています。
無垢材は接着の有無や方法によって「一枚板」、「幅はぎ材」、「集成材」などに分類され、大きな1枚の板になればなる程、希少で高価なものとなります。
詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
木には人と同じように1枚1枚個性があります。木の種類や産地、樹齢はもちろん、同じ丸太から製材した板でも同じものはひとつとしてありません。同じ名前の木であっても色の明るいもの、暗いもの、節があるもの、傷があるものなどさまざまです。
私たちは、画一的なプロダクトデザインではなく、木の個性を尊重した”自然が作り出すデザイン”を最大限活かすように加工を行っています。
経年変化で木の色味が次第に濃くなっていったり薄くなっていったり、種類によってさまざまな変化があります。木ごとに異なる変化や表情を楽しんでお使いください。
※クセのない製品がお好みの場合、お求めのイメージと異なる場合がございます。商品ページの注意書きや写真をよくご覧の上、ご検討ください。
木の品種を「樹種」と呼びます。樹種ごとに色味や木目、堅さなど特徴が異なります。
樹種についての詳細はこちらのページへ
木は水分を含んでいます。この木の中の水分(含水率)は”木が呼吸すること”により変化します。
木材の乾燥には最大限の注意を払っていますが、ご使用いただく環境により、小さな割れや反りが発生する場合があります。天然木がゆえに生じた若干の変化(小さなヒビ、節の部分の小割れ、軽度の反り補修部分の細かなズレ)が出る場合がございますので、予めご了承ください。
※無垢の木は、製品となったあとも環境にあわせて湿度や水分の調整を行っています。これは「木の呼吸」と言われています。
乾燥や熱にご注意ください。
無垢の木は天然木がゆえ、年間を通して湿度の差や、寒暖差が激しいと反りや割れの原因となってしまいます。末永くご使用いただくために、乾燥する冬場は加湿器をご使用頂き、エアコンの直風や直射日光を避けて頂くなど、なるべく板に負担がかからないような環境にすることをおすすめしております。
万が一不具合が起きた場合は、自社工場にて修理も可能です。(※条件により有料となります。内容によってはお受けすることできない場合がございますので予めご了承下さい。)
湿気が多い時には空気中の水分を吸い込み、乾燥する時期には放出する。
木はそうすることで部屋の中を調湿しています。私たちと同じように呼吸をし、環境に応じた動きをするのが無垢材です。
無垢の木のお手入れについて
乾拭き、または汚れが気になる場合は固く絞った布巾で水拭き後に乾拭きをしてください。
最初の1年は半年に1回程度、2年目以降は1年に1回程度、家具用オイルを塗り重ねて保湿をしてください。乾燥による割れや反りを防ぎます。
お手入れの際は、製作時に使用した同じオイル塗料のご使用をおすすめしております。当店でも無垢の木の家具用メンテナンスオイルを販売しておりますのでご活用ください。
※食用油はカビの原因となりますので使用しないでください
①紙やすり(#320推奨)を三つ折りにし、補修したいところを中心に木目に沿って軽くこすります。(※強くこすりすぎると、その部分だけがへこんでしまうためご注意ください。)
②刷毛やウエスなどを使い、紙やすりをかけた部分に保湿用オイルを薄く塗りこみます。
③仕上げにウエスなどで、余分なオイルを木目に沿ってふき取ります。べとつきがなくなるまで乾燥したら完成です。
- 補修部分と既存部分が色むら、艶に違いが見られますが、時間とともになじんできます。
- コップの輪染みなどは完全に消すことは難しいですが、ほとんど気にならなくなります。
- 色味のある塗装の場合、再着色が必要です。
定期的なお手入れをおこなってください。定期的に家具用オイルで保湿することで、はっ水性やツヤが復活します。
無垢の木の製品について
無垢材の天板は、周辺の湿度や環境によって、ごく僅かに伸び縮みしています。
夏場の高温多湿な環境の場合、無垢材はお部屋の大気中の水分を取り込みます。
反対に、冬場の低温乾燥の環境では、無垢材の持つの水分をお部屋の大気中に発散します。
この無垢材の特徴によって、水分を吸収した場合には膨張し体積が大きくなり、
水分を放出した場合には収縮し体積が小さくなる傾向があります。
このような動きにより季節によって反りや歪みが生じることがあります。無垢材の持つ特徴だとお考え下さい。
直射日光や暖房・ストーブ・エアコンなどが直接当たる場所に置いておくと、反りや割れの原因になります。
その他、高温多湿の環境もカビや変形などの原因となることがありますので、
加湿器で湿度を保つ際には、湿度コントロール機能のついたものがオススメです。
上記内容をご念頭に置いていただき、商品がお手元に届きましたら、温風や冷風が直接天板に当たらないようにして下さい。なお、お部屋の環境に無垢材が馴染むのをお待ち頂ければと存じます。
天然木が生きている証拠でもある反りや割れ等も含めて無垢材の魅力としてご理解いただき、世界にたった一つしかないオリジナルな家具とつき合う楽しさを味わって頂ければと存じます。
天然の無垢材を使用しているため、色味、明るさ、節の多寡に関するご指定は承ることができません。製品により、個性的な部分をピックアップしてご紹介しているものもございます。ご参照くださいませ。
また、製作は職人の手作業によるため、1枚1枚塗装や加工に若干の差が出ることもございます。サイトのイメージと異なる理由での交換・返品は致しかねますので予めご理解、ご了承ください。
尚、フルオーダー品に関しましては別途ご相談ください。
樹種の特性や、設置環境、個人の感覚により多少の変動はございますが、すべすべしっとり、手に吸い付くようなとろ~っとした独特のあたたかみのある触り心地です。
人肌に触れたときのような柔らかさと心地良さは、自然の創造物だからこそです。
当店では木の特徴を損なわず、五感で無垢材をお楽しみいただける自然塗料による【オイル塗装】を基本としておりますが、シミや日々のお手入れが不安な方、日々アルコール消毒などをしっかり行いたい方は、【ウレタン塗装】も承っております。