樹種【クス】の特徴は?

樹種【クス】の特徴は?

KUSUNOKI

楠(クス)

 

 

昭和生まれの方には防虫剤「樟脳(しょうのう)」の原料として、 ジブリファンには「トトロが住む木」して馴染みのあるクス(楠・クスノキ)。

 

製材されたクスは独特の樟脳(英:camphor カンフル)の香りを持っており、古来より薬品やアロマとして使われてきました。防虫剤、鎮静剤、香料としての樟脳が最大の特徴です。木が持つ特性から”人を守ってくれる木”だとも言われています。

 

木材としては、虫や腐敗に強いという特徴を生かし古代から船の材料に使われたり、神社仏閣の建築材、仏像や彫刻材としても使用されてきました。

私たち日本人の生活に最も馴染みがある木の一つと言えますね。

乾燥の際に狂いが出やすく職人泣かせの木ですが、ナチュラルで明るい色味と、『木』らしい主張の木目が空間をパッと明るくする、とても人気の高い樹種です。

●一般に黄褐色~淡い褐色で、木目は大きく明瞭
●防虫効果を持ち、耐久性も高く優秀な材
●人気の樹種でありながら、他の樹種と比べると比較的安価

 

 

産地  日本
耐久性 ★★★★★
傷のつきにくさ ★★★☆☆
人気 ★★★★☆
レア度 ★★★☆